原罪と自罰の癒し〜その闇から請願へ〜
このワークは、2023年9月に御崎が行ったニュージーランドのマオリの女神に対するライトワークを通して構築しました。
私たちが無意識レベルで引き受けている原罪意識と自罰意識の癒しと解放、そしてそれらの闇を超えて自らの請願へとより進んでいくためのワークです。
原罪意識と自罰意識は、前世や今生での経験から生じたものだけでなく、そこに理由や原因があると思い当たるところを超えたところから私たちが引き受けているものもあり、そうした通常のセラピーなどでは対処できないような側面にある様々な闇から解放されることを目的としたワークです。
もっと解放されたい方、抱えたものを少しでも軽くしたい方、自己犠牲や自罰的なパターンをやめたい方、投影されやすい自覚のある方にお勧めのワークです。
女神ヒネ・ヌイ・テ・ポの伝説
ニュージーランド・マオリ神話の冥界の女神、あるいは夜と死の女神、ヒネ・ヌイ・テ・ポをご存知ですか。
彼女は森の神タネと、彼が地上で創造した最初の人間の女性であるヒネ・アフネオとの間の娘であり、最初の名前は「夜明けの女神」を意味するヒネ・ティタマでした。
ヒネ・ティタマは美しく成長すると、タネが自分の父親であることは知らないまま、タネの求めに応じて婚姻し、父であるタネとの間に数人の子供をなします。
けれどある日ふと自分の父親が誰であるかに疑問を抱いたヒネ・ティタマは、ついにタネに問いただすことで自分が彼の子供であることを知ってしまいます。
自分が夫であると思っていた男神が実は父親であり、あまつさえ子供までもうけてしまったというその恥辱と罪悪感で、彼女は一人光の地上世界テ・アオを去って暗闇の地下世界テ・ポへと隠棲することを選ぶのです。
地上を去ったその時に、彼女の名前は夜明けではなく闇を意味するヒネ・ヌイ・テ・ポとなりました。
何も知らなかった彼女がただ一人で近親相姦という罪を背負い、自分を罰するように自らの名前と存在のあり方を変えてしまうのです。
この後ヒネ・ヌイ・テ・ポが地上に残した子供たちの子孫であり、マオリ神話では有名な半神半人の英雄マオリが、人間から死というものを取り除こうとヒネ・ヌイ・テ・ポを滅ぼそうと企てたものの、逆に返り討ちにあい生命を落とすことで、人間には死が訪れるようになったという話がマオリ神話に残されています。
夜明けの女神であったはずのヒネ・ヌイ・テ・ポがマオリに死をもたらし、冥界だけでなく死もを司るとされるようになったのは、このことからです。
神話が私たちに示す光と闇
ヒネ・ヌイ・テ・ポの神話は、いくつかのことを私たちに暗示しています。
原始の人間には避けられなかったであろう近親相姦というものが、この時初めて人間に恥辱という感覚と原罪意識となって植え付けられたこと。
そして明確な意思を持って自分の娘を娶ったタネではなく、彼の娘であり妻であり、子供達にとっては母でもあるヒネ・ティタマだけがその恥辱であり悪である闇を一身に引き受けていること。
つまりマオリ神話では暗に原罪は女性が全て引き受けるものとされており、そこに女性蔑視と女性性への冒涜・抑圧があることは否定できません。
ただしこれはマオリ神話だけでなく、地上において世界のあらゆる地域や文明の伝説や神話でも女性性は抑圧されることが多かったため、そうした地上全体の問題がこのヒネ・ヌイ・テ・ポの神話に反映されているとも考えられます。
ただ、同時にヒネ・ヌイ・テ・ポに伝わる話からは、別の側面が窺い知れます。
地下世界であるテ・ポへ下ったヒネ・ヌイ・テ・ポは、ラロヘンガという死者の魂が住む世界へつながる道を作ります。そして、死者の魂をラロヘンガへと送り、魂の旅を後押しする役割を担うのです。
このラロヘンガは実は、暗闇の世界ではなく平和と光の世界であると伝えられています。それゆえに、ラロヘンガにいった魂は誰一人としてこの世界に戻っては来ないのだと。
それはヒネ・ヌイ・テ・ポが人間を死を与える女神ではなく、実は死者の魂を癒し、光の世界や次の転生へと進んでいくことを手伝う存在であることを意味しているのではないでしょうか。
つまり彼女は、自分自身は背負った原罪にふさわしい場所として暗闇の地下世界にいることを選びながらも、自らが生んだ子供たちの子孫である人間の魂を癒し光に導く、あるいは次の生へと後押しする、生命を司る女神であり菩薩でありシャーマンでもあるのではないかと私は思うのです。
闇を引き受けながら、癒しと光への旅路をもたらすもの。それがヒネ・ヌイ・テ・ポの真の姿であり、彼女の最初の名前である「夜明けの女神ヒネ・ティタマ」のその名の通りの在り方でもあります。
ヒネ・ヌイ・テ・ポという名は、ある意味原罪を背負った彼女のこの真の姿を隠すものでもあり、封印するものでもあるのではないかと私は考えています。
彼女の真名を隠すことで彼女の真の力を隠す。それは彼女自身が恥辱のために自ら願ったことでもあり、彼女が引き受けたシャドウでもあるのです。
けれど彼女が原罪を背負ったのもただそれを押し付けられたからではなく、彼女が自分の請願を果たすための過程として無意識にそれを望み受け入れ、結果として彼女は闇を経ながらも女神・菩薩・シャーマンとしての側面を持つ自身の請願達成へと進んでいきました。
2023年8月時点で、今は彼女本来のその役割や力はまだ完全に発揮されてはいないかもしれませんが、少なくともそうなる願いを潜在的に彼女が持っているのだと思います。
また、彼女がただの犠牲者ではなく、表面的には犠牲を負いながらもそれを通して自分の請願を達成していく様は、私たちが人間として様々な苦しみを抱え引き受けながらも、それらを通して自分の請願へと進んでいく様子そのものでもあります。
そういう意味でも彼女はまさしく女神であると同時に人間でもあると言えるでしょう。
神話は、長く伝えられるうちにその概念や影響・エネルギーが集合無意識へと入っていき、今度はそこから国や文化を超えて私たち一人一人の意識と自我に影響を与えるものとなっていきます。
世界の神話自体が集合無意識に元々内在するいくつかの元型エネルギーから生み出されたものであり、だからこそ世界中にその文化を超えて似たような神話が存在しているのです。
そういう意味でも神話は決してただの物語ではなく、私たちに様々なものを教えるものであると同時に影響を与えるものでもあります。
ヒネ・ヌイ・テ・ポの神話は原罪、自罰、恥辱といった負の影響を私たちの集合無意識に与えていると同時に、そうしたものを引き受けるところから私たちがどのように自分の誓願へと向かっていくのかの指針も与えてくれるのではないでしょうか。
ワーク開発の経緯
2023年9月16日からのニュージーランドでのライトワークにおいて、御崎はこのヒネ・ヌイ・テ・ポという女神に対するライトワーク、及び彼女の神話やそのエネルギーが集合無意識に与えている影響へと働きかけ、私たちがこうした神話から受けている罪と罰に対する考え方や意識・影響から少しでも解放されることでより自らの請願へと進むためのライトワークを行ってまいりました。
そしてそのライトワークを通して得たものを含めて、この「原罪と自罰の癒し〜その闇から請願へ〜」のワークを完成させました。
原罪意識と自罰意識は私自身も抱えきたテーマであり、それを癒し超えていくことに長らく取り組んできたため、こうした問題がどのように私たちの人格と人生に影響を与えるかはよく理解しているつもりです。また、私の代表的な側面である女神性と、ライフワークでもある女性性解放にも強く関連するものです。
だからこそ、そこを癒し超えるお手伝いをしたいと願った結果、ワーク構築のきっかけとなるマオリの女神ともご縁が繋がったのだと感じています。
今自分の癒しが進んだことで期が熟し、このワークを構築できたことに喜びと感謝を感じています。
このワークについて
このワークは、深い癒しを叶えるために、一つのワークの中に様々な要素が含まれています。
まず私たちの深層意識の中でも、個人としての経験による部分とそれを超えた部分の両方にある、原罪と自罰意識の原因となっている問題に働きかけます。具体的には前世・今生と、集合無意識の二つの領域です。それぞれの領域に対して有効なアプローチの仕方が異なるため、同時に二つの領域にそれぞれ働きかけていきます。
また、シャドウ=その実際に関わらず私たちが受け入れられないもの、の解放を促進するワークも含まれており、そうしたシャドウの浮上と解放、シャドウ解放からの統合を進めます。このためワーク中に理由がない不快感を感じる可能性もあります。
自分を否定し、否定するあまりに自分では感じられないほど意識の奥底に押し込んだ記憶や感情が癒しに向かうため、またそうした癒しに対する抵抗が生じ、人によってはワーク中だけでなくワーク前後に苦しい感覚が浮上することもあります。
けれどもワークに含まれる総合的癒しと統合、そしてその人向けに個別にカスタマイズされた肉体的・霊的調整により、ワーク終盤やワーク後には徐々に落ち着いていかれることが予測されます。
*こちらのワークはご本人さまからのご依頼と、お受けになる方の二親等内親族さまからの代理依頼をお受けしております。
「原罪と自罰の癒し〜その闇から請願へ〜」ワークに含まれる要素と期待できる効果
・無意識下に持つ原罪意識の解放:自分が罪を背負わなければいけない存在である、あるいは生まれながらに罪の存在であるという無意識の思い込みから解放される。原罪や罪という概念、及び性悪説からの解放が起こり、私たちが生まれながらに祝福された愛と喜びの存在であることへの意識と無意識の変化を助ける。
・理由や根拠のない自己否定や卑下の解消:実際の経験に関わらず、無意識にあるいは意識的に自分を否定し卑下してしまう思考癖や、そこに自分を当てはめてしまうパターン、及び自分を否定せざるを得なくなるような相手や環境などを引き寄せるパターンの解消。
・恥辱の癒し:恥ずかしい・自分は恥ずべき存在であるという感覚と感情、それらの記憶やトラウマにまつわる癒し。
・前世とトラウマの癒し:罪の意識と自罰につながる前世と今生での経験によるトラウマの癒し。
・自分を幸せにすることへの抵抗の軽減と封印解除:原罪意識や自罰・恥辱の感情によって自分が幸せになること・自分を幸せにすることに対して無意識に持つ抵抗やブロックの軽減、及び幸せになることへの封印解除。
・無意識の自罰意識でできたネガティブなパターンや引き寄せの解消:無意識のうちに引き寄せている、自分だけが責められる苦しい状況や、自分だけに責任や自分以外の役割を押しつけられる状況、自分対多数の対立や攻撃をされる状況を引き寄せなくなる・そうした状況から解放される。
・罪と罰に関する投影及び投影パターンの解消:本来自分のものではないが、他の誰かや社会から投影された罪と罰に関する感情やエネルギーの解消や、そうした投影を受け入れてしまう無意識の許可の解消。罪を背負う、あるいは罰せられなければならないような人格が投影されている場合はそれも対象とする。
・自己犠牲からの解放:自罰の一環として無意識に選んでいる自己犠牲や、自分が犠牲になることで他者を救おうとしたり、目の前の問題を解消しようとする傾向を軽減・解消する。
・請願覚醒及び達成のために選ぶ手段とパターンの変化:自分の請願の覚醒や達成のための手段として無意識に困難な状況を選び引き寄せているパターンを軽減させ、自分の喜びや幸せを請願への道標や達成手段に変える。
・シャドウの解放:その実際がなんであれ、その人が受け入れることができず抑圧し分離されているもの=シャドウの解放を進める。他者から投影されたシャドウも対象となる。シャドウが解放されることでよりありのままの自分を受け入れることができ、自己統合が起きる。
・歪んだ女性性の癒し:地上の概念で歪んだ女性性(女性は弱い・劣っている・汚れているなどの概念)からの解放と、妨げられている真の女性性(共感性・受け止め育む力・与える愛・創造性)の受容と覚醒を促進する。
・神秘的な素質・素養の覚醒:女性性に起因する一部の霊的能力、直感、目に見えないものを受け入れ感じとる霊的感受性などを高める。
・罪と罰に関するある程度のカルマの解消:罪を背負う、罰を受けるということにつながっているカルマの解消を進める。
・幸せになることへの無意識の否定パターンの解消:自罰の一環として、自分が幸せになるための許可と選択を意識的にも無意識的にもできないという問題の解消を進め、心から自分自身が幸せになることを望み許可できるようになる。
・自己の存在に対する否定感の解消:何か特定の側面ではなく、自分自身の存在そのものに対する意識的、あるいは無意識の理由なき否定感の解消。及びその否定感の原因となっている前世や今生の癒し。
料金
・エネルギーヒーリング
・錬金術的変容ワーク
・統合ワーク
・肉体的・霊的調整
・グラウンディング
上記全てを含む、完全遠隔・セッションなしによる約5時間のワーク:13,200円(税込)
*銀行振込またはPaypal(要手数料追加)でのお支払いとなります。
*ワークは弊社営業日時に関わらずお好きな日時から完全遠隔にて、約5時間にわたってお送りします。
*セッションなしの完全遠隔でのエネルギーワークのみの料金です。
*ご本人さまからのお申し込み及び、ご自身から見て二親等内親族への代理申請を承っております。代理申請の場合、ワークを実際にお受けになる方の告知や承諾・ご本人の理解は必要ありません。
*おひとりさま何回でもお受けいただけますが、3日に1回までを上限とします。続けてお申し込みになる場合も必ず3日空いてから受けられるよう日時をご指定ください。
完全遠隔形式でのご提供について
完全遠隔とは純粋なエネルギーワークのみのご提供形式のことで、通話セッション、開始・終了の合図、ワーク後のフィードバックや質疑へのご対応は料金に含まれておりません。ワーク後にワークによる変化を含む個人的なご相談をいただいても、ご回答するためにはチャネリングとリーディングが必要となるため、ご回答には別途セッションをお申し込みいただく必要があります。このため弊社では完全遠隔でのワークをまだ一度もお受けになったことがない方や完全遠隔でのお受け取りにご不安のある方には、完全遠隔形式でのご提供をいたしておりませんのでご了承くださいませ。
フィードバック付きワークのご提供について
完全遠隔でのエネルギーワークを未経験の方、あるいは完全遠隔だと不安な方は、ワーク後の遠隔通話セッション25分付きで24,200円(税込)にてお引き受け可能です。セッションではワークによる効果を認識していただくためのカウンセリングや、ご自身では自覚が難しい側面の原罪意識・自罰意識の解放に関するアドバイスなどをお話しをさせていただきます。通話セッションはエネルギーワークのフォローとして行うためヒーリングは含まれず、このワークに関係のないご相談などはしていただけませんのでご了承くださいませ。
*別途手数料を加算してのPaypal支払いが可能です。
ワークの受け取り方
ワーク中は普段どおりにお過ごしいただいて大丈夫です。
ヒーリングも含まれてはいますが特に眠くなるようなワークではございません。
ただし、お受けになる方に抵抗が生じた際に眠くなる可能性がございます。
ご不安な方はリラックスできるタイミングでお受けください。
ワーク中は特に瞑想をしたり、意識を向ける必要もありません。
お受けになる場所は、ご自宅以外でも問題ありません。
眠っていてもワークを受け取れますので、就寝中にワークをお受けになることも可能です。
ワークに含まれるシャドウに対するワークの影響で、ワーク中に少し体を動かしたくなったり、いつもはしない動作をしたくなる、あるいは無意識に動いているなどの現象が起こる可能性がございます。力を抜いて体に任せるままにお過ごしください。もちろん全く動かなくとも、眠ってしまっても問題ございません
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